拝殿

桁行5間、梁間2間で向拝1間付きの入母屋造。

本殿・拝殿・随神門は水戸藩二代藩主徳川光圀公の命で造営を始め、享保15年(1730)に竣工。

 正面の赤い柱が目を引く拝殿ですが、ここでは透かし彫りの彫刻がご覧いただけます。欄間に14の彫刻があるのですが、ご覧いただけるのは外から見ることができる10枚になります。もともと拝殿は長方形の形をしていましたが、増築が繰り返され今の形(凸型)になり、外からでは見ることができない4枚は御祈願等で拝殿に上がられた方だけの特典です。どの欄間も鳥と植物が彫られていますがなぜか一枚だけ鳥がいません。。。どこかに飛び立っていったという話も・・・探してみてください。

 拝殿前にはカエルが三匹寄り添っています。「無事にかえる」「物がかえってくる」「欲しいものがかえる」・・・いろいろとご利益があるかもしれません。