当社の御祭神オオナムチ大神・スクナヒコナ大神は古来から医薬神として信仰されています。
平安時代に「薬師菩薩明神」の称号を賜り、神様でありながら、薬師菩薩という医薬の仏様のお名前もいただいという大変珍しい神社で全国に知れ渡っていたようです。
医療技術が発達していなかった時代は、人々は神仏に頼るほかなく、全国各地で薬師菩薩をお祀りしたお寺が創建されたようです。残念なことですが、明治時代の政策の関係で一部の「寺」を「神社」に変えざるを得ないことがあり、薬師菩薩をお祀りしていた「薬師堂」等を、「神社」に変える際に「薬師」の称号をいただいている当社と重ね御分霊をお招きして「磯崎神社」「薬師神社」と名前を付け所があります。
また、当社の御分霊をお祀りして「久須志神社」「薬師神社」としたり、常陸国を治めていた佐竹氏が秋田に国替えになり当社を勧請した場合もあります。
ここでは当社と関係があると思われる神社をマップ上で印をつけました。すべてを網羅しているわけではありません。まだまだ研究段階ですので不備等があるとは思いますがご容赦ください。